交通広告がもたらす圧倒的な社会的信頼を活用する
年度末が近づくと、企業や自治体のマーケティング・広報担当者の皆様にとって、残予算の最適な活用方法は頭を悩ませる課題となります。単に「使い切る」ことだけを目的にした場当たり的な支出は、翌年度の評価に繋がりません。
本記事では、前記事で触れた『戦略的選択の考え』を前向きに検討するべく、交通広告の真の価値を整理し、決定権者が即断できる具体的なシミュレーションと実行スケジュール(例)を再提示します。
主要駅・拠点の広告枠と戦略的シミュレーション
交通広告の最大の魅力は、その圧倒的な「数」と「質」です。予算規模や目的に合わせ、数万円のポスターから数百万円の大型枠まで柔軟にプランニングが可能です。
【東京駅】日本の玄関口で「信頼」を刻む
ビジネスパーソンや旅行客が入り乱れる東京駅は、ブランディングの最高峰です。
⚫︎デジタルサイネージ(J・ADビジョン)丸の内通路や京葉通路など
相場: 17万円〜38万円程度(15秒ロール放映/1週間)
⚫︎大型ビジョン(TOKYO MARU-VISION)丸の内南北ドームの象徴的な場所
相場: 約280万円(4週間)
【新宿駅】世界一の乗降客数に「インパクト」を
1日350万人以上が利用する新宿駅は、短期間での爆発的な認知獲得に適しています。
⚫︎大型LED(新宿ウォール456)国内最大級、45.6mの巨大サイネージ
相場: 1,200万円(1社ジャック/1週間)
⚫︎集中貼り(南口)ホームと改札口をつなぐ階段横を占領
相場: 約250万円(B0ポスター28枚分/1週間)
【渋谷駅】トレンド層へ「刺さる」ものを
若年層や情報感度の高い層が集まる渋谷駅は、新サービスや観光PRの聖地です。クリエイティブなデザインがスマホで撮影されやすく、デジタル施策との相乗効果が極めて高いエリアです。
⚫︎大型ボード(ビッグ14)東急線改札エリアのインパクトを与えられる面
相場: 113万円〜176万円(1週間)
⚫︎駅貼りポスター(集中掲出)相場: 1枚数万円から可能
【羽田空港第1〜3ターミナル駅】高所得層・インバウンドへダイレクトに訴求
経営層や国内外の富裕層、感度の高い旅行者が集う羽田空港は、プレミアムな訴求が可能な場所
⚫︎デジタルサイネージ(モノレール・京急連絡通路など)
相場: 50万円〜100万円程度(1週間)
⚫︎大型ボード・フラッグ広告 相場: 約150万円〜300万円(1週間)
【横浜駅】巨大な生活圏と観光客を網羅する
11路線以上が乗り入れ、ビジネスからレジャーまで多様な層が昼夜を問わず行き交う、日本屈指の巨大ターミナル。
⚫︎横浜駅デジタルサイネージ(駅構内主要通路)
相場: 30万円〜40万円程度(15秒ロール放映/1週間)
⚫︎駅貼りポスターセット(集中掲出プラン) 相場: 約30万円〜100万円(1週間)
成功を左右する「入稿スケジュールの目安」
交通広告は物理的な設置を伴うため、デジタル広告よりも早めの意思決定が重要です。年度末(3月末)の掲出に向けた一般的なスケジュールは以下の通りです。
1.実施2ヶ月前(1月中旬〜下旬):媒体選定・枠の確保
年度末は人気枠が埋まりやすいため、早めの申込み(仮押さえ予約など)が推奨されます。
※鉄道会社によっては予約ができない場合がありますので、広告代理店へ早めに相談します。
2.実施1ヶ月前(2月中旬):クリエイティブ制作・審査
鉄道会社による意匠審査(デザインチェック)が必要です。公序良俗や信頼性を担保するためのプロセスです。
3.実施2週間前(3月上旬):最終入稿
印刷や配信設定の準備に入ります。
4.3月中旬〜下旬:掲出開始
新年度に向けた期待感が高まる時期に、最大限の露出を図ります。
今こそ、残予算を「最強の武器」に。
交通広告には、人々を動かし、記憶に刻み、信頼を勝ち取る力があります。「予算が余ったから、適当なものに使う」という消極的な姿勢ではなく、「この限られた資金を使って、来期のマーケットを先行制圧する」という攻めの姿勢が、組織に革新をもたらします。
予算消化を未来への投資=成功に変える、第一歩を踏み出す時です。
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